若者だって車が欲しい、、はず
こういう記事を目にした。
AT限定のせいで、MT車に乗る人が減ったという記事だ。
この記事はいわゆる「若者の車離れ」を危惧しているものではないのだが、軽自動車やコンパクトカーばかりが売れているな、アルトワークスきっかけでMT乗りがふえるといいな、というもので、
とはいえ中年以降の乗り換え需要だけではMT復興には結びつかないと思うし、そしたら車購入層の母数が増えないとやっぱり厳しいんじゃないか、と考えてしまう。
確かに若い方が車を買わなくなった、というのは実感としてあり、
良く上司からも「何故若者は車や時計を買わないのか」
と聞かれることがある。
その度に私は、
「若者だって欲しいに決まっているが、昔には無かったインターネットの通信費だとか携帯料金だとかで支出が増えているのではないか」
「社会保障費も増えていることだし、実収入もあなた方に比べて減っているのでは無いか」
「一度会社に入れば年功序列で給料が増えていった時代とは違い、今は全く先行きが見えないからそういった不安もあるのではないか」
と言うのだが、聞き入ってもらえず、、
「昔の携帯料金は月に4万くらいした」
「スーツだって5万くらいするやつで無ければ着れたものでは無かった、今は質がよく安くなっている」
「先の事など考えず、不安など無かった」
という、誠にバブリーな返事が返ってきた。
もうこの時代の方々とは話が合わないし、合わせるだけ無駄。
時代は刻一刻と変化するのだから、固執したままでは取り残されてしまう。
若者に車を買わせたいというのなら、社会的な不安を払拭するしかないのではないかと思うのだが、、
あとは実際に購入にまで至る魅力的商品が、単純に不足しているだけではないの?
なんだか、いつも若者のせいにされてしまって、不憫なんである。
※私はおっさん